ライン編成効率とは
ライン編成効率は、流れ作業のラインで、各工程の作業量がどれだけ均等に分けられているかを表す指標です。いちばん時間のかかる工程(ネック工程)がラインのペースを決めるため、ほかの工程には手待ちが生まれます。この手待ちの割合がバランスロスです。
計算式
- 編成効率 = 作業時間の合計 ÷(工程数 × ネック工程の作業時間)
- バランスロス = 1 − 編成効率
- タクト基準の編成効率 = 作業時間の合計 ÷(工程数 × タクトタイム)
- 理論上の最小工程数 = 作業時間の合計 ÷ タクトタイム(切り上げ)
計算例
5工程の作業時間が28・32・25・30・35秒の場合、合計は150秒、ネック工程は工程5の35秒です。編成効率 = 150 ÷(5 × 35)≒ 85.7%、バランスロスは約14.3%です。タクトタイムが33秒なら、工程5がタクトを超えているため、このままでは必要数に届きません。
改善の進め方
- 工程ごとの作業時間を棒グラフ(山積み表)にし、ネック工程を見つけます。
- ネック工程の作業を、時間に余裕のある前後の工程へ移します(山崩し)。
- 移せない作業は、作業そのものの無駄(歩行・持ち替え・探す動作など)を減らします。
- 作業時間の合計が減れば、理論上の最小工程数が減り、人を減らせる場合があります。
注意点
- 作業時間は、複数回測った平均や標準時間を使います。1回の測定だけだとばらつきに引っ張られます。標準時間は標準時間の計算で求められます。
- 編成効率が高くても、各工程の作業時間がタクトぎりぎりだと、小さな遅れで全体が止まります。少し余裕を残す設計も大切です。