MTBF・MTTRとは
- MTBF(Mean Time Between Failures:平均故障間隔):修理しながら使う設備が、故障してから次に故障するまで、平均してどれだけ動けるか。長いほど壊れにくい(信頼性が高い)設備です。
- MTTR(Mean Time To Repair:平均修復時間):故障1回あたり、直すのに平均どれだけかかるか。短いほど直しやすい(保全性が高い)設備です。
計算式
- MTBF = 稼働時間の合計 ÷ 故障回数
- MTTR = 修理時間の合計 ÷ 故障回数
- アベイラビリティ = MTBF ÷(MTBF + MTTR)
- 故障率 λ = 1 ÷ MTBF
計算例
1か月の稼働時間720時間、故障4回、修理時間の合計6時間の場合:MTBF = 720 ÷ 4 = 180時間、MTTR = 6 ÷ 4 = 1.5時間、アベイラビリティ = 180 ÷ 181.5 ≒ 99.17%です。
改善への使い方
- MTBFを延ばす:故障の原因別に集計し、多い原因から対策します(清掃・給油・増し締めなどの基本条件の整備、弱い部品の改良、予防保全の周期見直し)。
- MTTRを縮める:修理時間を「発見・連絡・原因調査・部品手配・修理・確認」に分けると、どこで時間がかかっているかが見えます。予備品の準備や修理手順書が効果的です。
故障による停止は、設備総合効率(OEE)の時間稼働率を下げる大きな要因です。
注意点
- どこからを「故障」と数えるか(チョコ停を含めるかなど)を決めておかないと、時期や設備の比較ができません。
- 修理せず交換する部品の寿命には、MTBFではなくMTTF(平均故障時間)を使います。